ルイス・ウェイン Louis Wain
(1860ー1939)

 ルイス・ウェインは世界でもっとも人気のあるキャット・アーティストとして有名です。現在でも彼の絵はポストカードとしても売られていますが、彼の猫はエドワーディアンの時代の世俗を反映しているといえます。猫たちは山高帽をかぶり、一輪車に乗り、ティーパーティを開き、テニスをしたり、海辺でのバカンスを楽しみます。H.G.ウェルズ曰く、「ルイス・ウェインは猫だけの生活、猫の世界を発明した」

 彼はロンドンの北、クラーケンウェルに1860年8月5日に生まれました。ウェスト・ロンドン・スクール・オブ・アートに3年在籍し、1880年のクリスマス・マガジンに彼の素描が初めて掲載されました。
 愛妻の飼い猫ピーターをスケッチすることで、彼の猫作品のキャリアが始まりました。「ピーターは私のモデルであり、成功のきっかけだった」と、後にウェインは述べています。1886年にはプロのイラストレーターとしてデビューします。
 たくさんの猫たちが、Illustrated London News を飾りましたが、1890年のクリスマス号の "A Cat Party" で名声を勝ち得ます。同年、英国キャット・クラブの会長に襲名します。

 その後数々の作品を生み出し、その人気は英国のみの留まらず、アメリカで連載を持つまでになりました。

 




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