シセリー・メアリー・バーカー Cicely Mary Barker (1895ー1973) |
英国生まれ。 病弱なために家庭で教育を受けていた彼女は、幼い頃から多くの時間を絵を描くことに費やしていました。専門の教育を受けていないにも関わらず、15歳の時にはポストカードが発売されるなど早くから世に出ます。同時に多くの芸術家たちからの賞賛をあび、また自然に忠実なボタニカル・アートとしても高く評価されています。彼女の絵の特徴は、愛らしい子供達の表情と、その美しい微妙な色使いにあります。 「花の妖精たち」(原題The Book of the Flower Fairies)のシリーズは、1923年にロンドンのBlackie&Son Ltdより「春」が刊行されて以来、今日まで世界中の人々に愛されてきました。日本では、昭和40年代に菓子メーカーの付属品の「妖精カード」としてその絵柄の数々が使用され、人々の間で親しまれています。 また、彼女の油絵は英国王室のメアリー王女に買い上げられた事でも有名です。 |